2024-05

丁寧に施工しても、屋根材と塗膜がくっつくことはなかなか避けられず、外へ逃がせない湿気や雨水が内部に浸入し、野地板を腐食させて雨漏りの原因にもなりかねません。よって、最終工程として屋根瓦の重なり部分を1枚ずつ切る「縁切り」の作業が不可欠です。この作業を怠ると、今回のような雨漏りが発生します。

ガルバリウム鋼板は、鉄をサビさせないために亜鉛とアルミニウムの合金をめっきした銅板です。ガルバリウム鋼板の主な特徴は以下の通りです。耐久性: ガルバリウム鋼板は錆びにくく、長期間使用できます。メンテナンスフリー: 一度設置すれば、ほとんどメンテナンスが必要ありません。耐震性: 地震に対しても強い素材です。耐熱性: 高温にも耐えられます。ガルバリウム鋼板は家の外観を美しく保ちながら、耐久性を高めるための素材として広く利用されています。

天然石粒金属屋根材は、ガルバリウム鋼板の表面に石粒がコーティングされています。ガルバリウム鋼板に代わる高耐候素材で、軽量であるため、屋根カバー工法に最適です。他の屋根材と比較してコストがかかりますが、カバー工法で使用すればそのデメリットを軽減することが可能です。

耐久性、耐震性、太陽光パネルの取り付けやすさなどから、金属屋根がシェアを伸ばしており、屋根リフォームに多く活用されています。金属屋根は軽量で、雨仕舞(建物に雨水が入らないようにする仕組み)や耐候性の点で優れています。住宅の屋根で多く使われるのは、ガルバリウム鋼板、亜鉛メッキ鋼板です。

耐震補強工事では、棟部の瓦を建物の躯体に固定します。旧工法では、棟部の瓦は土で固めているだけでしたが、令和4年1月1日から義務化された緊結方法では、棟部はねじで緊結することになりました。この記事では、具体的な例として、耐震棟補強金具とステンレス線を使用して緊結し、固定する方法をご紹介しています。

皆さま、こんにちは。 横浜市鶴見区 屋根の修理・外壁塗装の専門店(株)成田屋商店、 スタッフの川崎です。 現在もなお、横浜市を含め全国的に増加している「屋根」トラブル。 悪質な業者...

ルーフィングは、屋根材の下に設置される防水シートで、雨水がお家の中に侵入しないようにする役割を果たします。ルーフィングには様々な種類があり、性能や価格、耐用年数が大きく異なります。ルーフィングは家の寿命を左右する重要な資材であるため、品質が良く長持ちするものを選ぶことをおすすめします。初期費用が高くても、メンテナンスコストが安く済み、家も長持ちします。

ルーフィングは軒先から貼り始めます。屋根の施工ではどの工程でも軒先から棟へ、つまり“下から上へ”施工します。これは、下から上へと重ねることで雨水の侵入を防ぐためです。軒先の端からルーフィングを貼っていき、葺き替えの場合はタッカー(建築用の大型ホッチキスのよう道具)で、カバー工法の場合は釘などで固定します。

住宅の屋根の防水において、大切なのが“ルーフィング“の存在。“ルーフィング”とは、屋根の防水シートのことを指し、屋根材の下に張って使用します。強い雨風や台風などで屋根材の隙間から雨水が入っても、ルーフィングが天井や室内への雨漏りを防ぎます。家の健康寿命はルーフィングで決まる、といっても過言ではありません。