屋根リフォームを考えたときによく出てくる言葉「ルーフィング」(「下葺材」とも言います)

これは、お家の雨漏りを防ぐためにも、屋根や住まいを長持ちさせるためにも、重要なものです。

今回は、ルーフィングについて解説します。

1. ルーフィングとは？

住宅の屋根の防水において、大切なのが“ルーフィング“の存在。

“ルーフィング”とは、屋根の防水シートのことを指し、屋根材の下に張って使用します。

役割

屋根材の隙間から入ってきた雨水がお家の中に漏れないように、外(軒先)に流す役割を持ちます。

強い雨風や台風などで屋根材の隙間から雨水が入っても、ルーフィングが天井や室内への雨漏りを防ぎます。

家の健康寿命はルーフィングで決まる、といっても過言ではありません。

必要性

屋根は、屋根材にルーフィングを組み合わせることで、効果を最大限に発揮します。

特に台風や大雨の際、屋根材のみでは雨水を完全に防ぐことが難しいため、ルーフィングを使用して雨水の浸入を制御する設計が重要です。

近年では、線状降水帯の雨量が増加しており、ルーフィングの耐久性がさらに重要性を増しています。

 

2. ルーフィングの劣化は雨漏りの原因に

屋根リフォームにとって“ルーフィング”はとても重要な存在です。

しかし、雨漏りの原因として、ルーフィングの破れ、もしくは施工不良が多くあげられます。

ルーフィングが劣化し、破れてしまっていると、屋根材の隙間から雨水が入り込んだ際に雨水はそのまま屋根裏へと侵入し内部の野地板の腐食や劣化を引き起こしてしまいます。

↓屋根材およびルーフィングの破損により、野地板の腐食や劣化を引き起こしている状態。

↓劣化したルーフィングの隙間から雨水が侵入し、雨漏りの原因に。

 

3. お家を雨漏りから守るために

ルーフィングのメンテナンスは屋根の専門業者に依頼しましょう。

国土交通省は５年に１度の屋根メンテナンスを推奨しています。

屋根メンテナンスの際、ルーフィングにも異常がないか点検・確認をしてもらいましょう。

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