以前の記事で、塗料の成分について簡単にご紹介しました👇

今回は、塗料の種類と耐久性について詳しく解説します。

1. 【外壁塗装】塗料の寿命を見定めるポイントとは？〈横浜市〉

一般的に長持ちする塗料ほど、値段は高くなりますが、

価格と耐久性が完全に比例するわけではありません。

「塗料がどれだけ長持ちするか」を見定めるポイントは塗料の成分です。

塗料の成分さえわかかれば何年くらい持つのかおおよその検討はつきます。

 

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2. 【外壁塗装】塗料の成分〈横浜市〉

現在、住宅に使用されている塗料はその成分により大きく４つに分類することが出来ます。

 

2-1. アクリル樹脂

耐久年数：5-8年

• 耐久性が低いため汚れやすく、ひび割れが起こりやすい。こまめな手入れが必要。
• 新築時の塗装は、このアクリル樹脂で塗装されていることが多い。

2-2. ウレタン樹脂

耐久年数：8-10年

• アクリル樹脂と比べると耐久性・耐候性に優れる。
• 価格や性能のバランスは良いがシリコン樹脂と比べると耐久年数は短い。

2-3. シリコン樹脂

耐久年数：10-15年

• 近年主流になっている塗料。
• 価格と性能のバランスが良く、ウレタン樹脂よりさらに耐久性・防カビ性・防汚性などが優れている。

2-4. フッ素樹脂

耐久年数：15-20年

• 他の塗料と比較すると耐久性は抜群。
• 以前に比べ価格は下がってきているが、それでもほかの塗料と比べると高価。

 

３.【外壁塗装】もう一つの塗料を見定めるポイント〈横浜市〉

同じ塗料の成分であっても１缶当たりの値段はピンキリで、さまざまな種類があります。

専門的な部分でいうと、JIS規定の促進耐候試験の基準を参考にするのもひとつです。

促進耐候試験とは、

機械で塗膜にダメージを与え続けて、塗膜が何時間劣化せずに耐えられるかを測ったものです。

 

JIS規定の促進耐候試験の基準

2,500時間耐えられる塗料「耐候型１種」

1,200時間耐えられる塗料「耐候型2種」

600時間耐えられる塗料「耐候型種」

 

「耐候型１種」が一番長持ちします。

この基準はほとんどの塗料カタログに記載されていますので、参考にしてみてください。

また、「耐候型１種」の塗料は最低でも10年もつとされています。

 

４.【外壁塗装】まとめ〈横浜市〉

◇塗料の成分◇

• アクリル樹脂→耐久性は低いが、価格がリーズナブル
• ウレタン樹脂→価格・性能のバランス重視型
• シリコン樹脂→近年主流な塗料。ウレタン樹脂よりも性能に優れる。
• フッ素樹脂→金額は最も高いが、性能はピカイチ

 

耐久性の高い塗料を選ぶことは重要ですが、単に耐用年数が長い塗料を使えば良いわけではありません。

環境条件や使用状況によっては、耐用年数に達する前に塗り替えが必要になることもあります。

 

また、塗料は家の外観を保護しますが、構造的な痛みや下地の変形を防ぐことはできません。

定期的な点検や修繕が不可欠です。

適切な塗料を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、美しい外観と長持ちする家を実現しましょう。

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