先日、宮崎市内で発生した竜巻により、屋根瓦が飛ばされるなど大きな被害が出ました。

このような突然の災害は、ほんとにいつどこで発生するかわからず、怖いですよね。

しかし、竜巻による屋根被害のリスクを知り、正しい対策を行うことで、
もしもの時でも慌てず済み、家族の安全と安心を確保できます。

この記事では、竜巻の特性やその破壊力、そして風の強さが屋根に与える影響について詳しく解説します。

災害に強い家づくりのために、ぜひご一読ください。

１．竜巻について〈横浜市〉

1-1. 竜巻が発生しやすいのは、どんなとき？

竜巻は、積雲や積乱雲といった強い雲が発生する際に起こる、激しい渦巻きです。

特に夏の竜巻は、台風が接近しているときが一番発生しやすくなります。

竜巻が発生すると急に強い風が吹き、気圧が急激に下がります。

これにより、竜巻は狭い範囲で大きな被害をもたらします。

 

1-2. 竜巻の強さと破壊力

竜巻の風速は最大で100m/sに達し、建物や車を吹き飛ばすほどの破壊力があります。

つい先日宮崎市内で発生した竜巻のように、狭い範囲に集中して甚大な被害をもたらします。

 

1-3. 実際に起きた竜巻による被害

2024年8月28日、日本列島を襲った台風10号では、
宮崎市内で竜巻とみられる突風が発生し、大きな被害が出ました。

多くの住宅で屋根瓦が飛ばされ、外壁が剥がれ落ち、
突風によって飛んできた物で窓ガラスが割れるなどの被害が相次ぎました。

また、割れたガラスで手や顔を切るといった怪我も多く報告されています。

このように竜巻は一瞬のうちに大きな被害をもたらすため、災害への備えがいかに重要かがわかります。

 

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2. ”竜巻と風の強さ”が屋根に与える影響〈横浜市〉

風の強さ	*平均風速	主な影響	*最大瞬間風速
猛烈な風	30-40m/s	【屋外での行動が極めて危険】 固定不十分な金属屋根が剥がれる 木材住宅の倒壊	40-60m/s
非常に強い風	20-30m/s	【何かにつかまらないと立てない】 屋根瓦や屋根材の落下や飛散 →飛来物による負傷の危険性	30-40m/s
強い風	15-20m/s	【風に向かって歩けない、転倒も】 屋根瓦や屋根材の剥がれ	20-30m/s
やや強い風	10-15m/s	【風に向かって歩きにくい、傘がさせない】 建物の樋が揺れ始める	10-20m/s

*「平均風速」は10分間の平均、「瞬間風速」は3秒間の平均です。

（参考元：気象庁「風の強さと吹き方」）

 

実際に、2019年に関東地方を襲った台風15号(令和元年房総半島台風)では、
東京都神津島で最大風速 58.1m/s、千葉市で57.5m/sが観測され、多くの屋根が破損しました。

 

しかし、竜巻の風速は最大で100m/sに達することもあり、
一般的な強風とは比較にならないほどの破壊力を持っています。

このような風が直撃すると、屋根が吹き飛ばされ、建物全体が倒壊する恐れがあります。

したがって、日頃から「猛烈な風」40m/sでも耐えられるような対策を取ることが、竜巻対策として非常に重要です。

 

3. まとめ：竜巻が屋根に与える影響〈横浜市〉

今回の記事では、竜巻がどのような条件で発生し、どれほどの強さで被害をもたらすかを解説しました。

竜巻の風速は最大で100m/sにも達し、屋根や建物に大きな被害を与える危険性があるため、早めの備えが重要です。

次回は具体的な対策として、屋根の補強方法や耐風対策について詳しくご紹介します。

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