前回の記事では、ベランダとバルコニーの雨漏り原因と応急処置方法、修繕方法について解説しました。

この記事ではベランダ・バルコニーからの雨漏りを箇所別に解説し、対策についても詳しく見ていきます。

雨漏りのリスクを最小限に抑え、安心して梅雨を乗り越えましょう。

1. ベランダ・バルコニーの雨漏り〈横浜市〉

雨漏りはベランダやバルコニーから家の内部に侵入し、建物に大きな被害をもたらすことがあります。

以下では、主な雨漏り箇所とその対策について説明します。

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1-1. 床の劣化、割れ

ベランダ・バルコニーの床は、建物の外部に位置し、耐久性と防水性が求められます。

そのため、ベランダ・バルコニーには、防水層という、

建物の一部に水が浸入するのを防ぐために設けられる特殊な層があります。

 

防水層は水の侵入を防ぐために設けられる層である防水シートと、

防水層を保護し、美観を保つために塗られる表面仕上げの層であるトップコートでできています。

しかし、経年劣化によりトップコートが剥がれたり、防水層に割れが生じることがあります。

 

対策

トップコートの塗り替え：おおよそ3～5年を目安にトップコートの再塗装を行います。

防水工事：防水層が割れている場合は、専門業者による防水工事が必要です。

応急処置：一時的な対策として、防水テープを使用して割れを補修します。

 

1-2. 排水口の詰まりと劣化

ベランダやバルコニーの排水口が詰まると、

雨水が排水できずに溜まってしまい、雨漏りの原因になります。

 

対策

詰まりの原因を取り除く：葉っぱやゴミを取り除き、排水口を清掃します。

排水口の掃除：定期的に掃除を行い、詰まりを防ぎます。

排水口の交換：排水口自体の劣化が激しい場合は排水口自体を交換します。

 

1-3. 手すり笠木

手すり笠木の劣化も雨漏りの原因となります。

 

対策

コーキング材で補強：劣化したコーキング材を新しいものに打ち直します。

交換：劣化がひどい場合は、手すり笠木自体を交換します。

 

1-4. 外壁

ベランダの壁にひび割れが生じたり、笠木と外壁の取り合い部が劣化すると、

そこから雨水が侵入することがあります。

 

対策

コーキング補強：ひび割れや取り合い部に新しいコーキング材を打ち直します。

塗装：劣化した壁面は再塗装を行い、防水性を回復させます。

張り替え：ひどい劣化が見られる場合は、壁材の張り替えを検討します。

カバー工法：外壁の上に新しい外装材をかぶせる方法も有効です。

 

👇外壁のカバー工法についてはこちらから。

 

1-5. 窓枠(サッシ)

窓枠（サッシ）まわりのコーキングが劣化すると、そこから雨水が侵入します。

 

対策

コーキング補修：劣化したコーキング材を新しいものに打ち直し、雨水の侵入を防ぎます。

 

2.【雨漏り】二次災害〈横浜市〉

ベランダ・バルコニーからの雨漏りが放置されると、さまざまな二次被害を引き起こす可能性があります。

 

家の木材が傷む、腐る：雨水が構造材に浸透し、木材が腐る原因となります。

シロアリなど害虫の発生：湿気が高まることでシロアリなどの害虫が発生しやすくなります。

カビの発生：湿った環境はカビの繁殖を助長し、健康被害を引き起こす可能性があります。

電気系統の被害や故障：雨水が電気配線に侵入すると、短絡や火災のリスクが高まります。

 

以上のように、ベランダ・バルコニーの雨漏りは放置せず、早めの対策が重要です。

定期的な点検とメンテナンスを行い、大切な住まいを守りましょう😊

 

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